かっこよい人

渡辺えり・インタビュー!
コロナと戦う「女々しき力」

渡辺えりさんは、劇団3○○(さんじゅうまる)を率いて1980年代の小劇場ブームを牽引し、現在はオフィス3○○を中心に作・演出活動を精力的に行っている演劇人である。
2018年からは、日本劇作家協会会長をつとめている。
新型コロナウィルスの流行で多くの公演が中止・延期になり、演劇界は甚大なダメージを受けた。えりさんはその中で、「『女々しき力』プロジェクト序章」と題した企画公演を行い、松竹の舞台『喜劇─老後の資金がありません』にも出演するなど、計5本の舞台に関わっている。
その転んでもタダでは起きぬ姿勢からは、大いに学ぶものがあるはずだ。

渡辺えり(わたなべ・えり)
山形県出身。1978年に劇団2○○(その後、劇団3○○と改名)を結成。新人の養成をするとともに、音楽、肉体表現を駆使しながら新しい舞台空間の創造を目指す。1997年劇団3○○を解散。現在はオフィス3○○として演劇だけにとらわれず、ライブやお茶会等も企画し観客との交流も場を設けて、次世代の演劇空間の創造を目指している。
目次

認知症になった母からの贈り物
『鯨よ!私の手に乗れ』

2017年に上演されたオフィス3○○公演『鯨よ!私の手に乗れ』は、認知症になった老女たちが40年前に上演するはずだった作品づくりをする話です。どのようにして、この作品のインスピレーションが生まれたのでしょう?

渡辺
母が認知症になって、介護施設に入所することになったことが最初のきっかけです。

母は、何事にも気が利いて、まめまめしく働く元気な女性だったんですが、認知症が進むにつれ、思うように周囲とコミュニケーションをとることさえむずかしくなった様子が切なくて。元気なうちにもっと親孝行をしておくべきだったという私自身の後悔が原動力になりました。

高齢化が進んだ日本では、多くの人が認知症になるし、親の認知症を経験する人もそれと同じように多い。介護はひとつの社会問題なのだから、これを作品として表現することには意味があるのではないかと考えました。

その後の自分の実体験も、作品に活かされています。
東京に暮らしている私は、故郷の母の介護をすることができませんので、施設に入ってもらうことにしたんです。そのころはまだ、母の認知症もそれほど進んでいませんでしたから、「この施設がいい」と彼女自身が意思表示して選んだ施設です。

ところが、初めてその施設を訪ね、母の暮らしぶりを見た私は、ショックを受けました。
起きる時間からはじまって、何をいつ食べるか、いつ寝るか、生活のほとんどが施設によって決められていて、あたかも収容所のようなところだという印象を受けました。

母は戦争体験者でしたから、ろくな青春時代がありませんでした。山形県の雪国で子どものころから国の愛国教育を受け、日々の食べ物に事欠く生活をしながら、鉄や材木などの資材を中央に供出するために朝から晩まで働かされてきたんです。

「欲しがりません。勝つまでは」、「進め一億火の玉だ」というスローガンに踊らされて、戦争が終わってみれば、荒廃した日本を復興させるため、さらに身を粉にして働く毎日が待っていました。

そうやって働きづめに働いて、ようやく楽ができる年になってたどり着いたのが認知症です。本来ならば、寝たいときに寝て、食べたいときに好きなものを好きなだけ食べる生活を送れるはずなのに、それができない、許されていない。その理不尽さを作品にできないかと考えました。

そのようにご自身が直面している問題意識や実体験を作品に活かすというのはえりさんにとって、よくあることですか?

渡辺
そうですね。よくあることです。「老い」は、母だけの問題ではなくて、私自身の問題でもありました。

若いころから「日本一の劇団」を目指して無我夢中で芝居をつくり続けてきたら、いつの間にか私も60歳を過ぎていた。一体、私は何歳まで芝居をつくり続けるんだろう? 母のように認知症になって介護施設に入ったとしても、演劇活動を続けられるんだろうか? 作品をつくっていく中で、そんなことも考えさせられました。

超高齢化した日本社会に
必要なのは「寛容さ」

現在、日本の65歳以上の高齢者は、全人口の28.4%を占めるといいます。将来的には、令和18(2036)年に33.3%になり、高齢者の割合は3人に1人になるという推計も出ています。そんな超高齢化社会は、えりさんの目にどのように写っていますか?

渡辺
明るい面ではなくて、暗い面、ネガティブな面が目につきますよね。

驚いたのは、児童相談所や保育園の建設に反対する高齢者たちのニュース。
子育てを支援して、子どもを増やし、日本の国力を蓄えていかなければならないということは誰も疑いのないことだと思いますが、年をとって神経質になった高齢者は、子どもの声を「騒音」としか考えないんですね。

その傾向は、特に男性に顕著だと思います。私自身、電車に乗っているとき、赤ちゃんが泣いているのを「うるさい!」と咎めるお爺ちゃんを目撃したこともあります。
赤ちゃんは泣くのが仕事です。そのお爺ちゃんも、かつて赤ちゃんだったはずなのに、そのことをすっかり忘れているんですね。

一方、田舎に行くと、そういうエゴ剥きだしの高齢者を見かける機会はめったになくなります。自作の漬け物を近所にくばったり、泣いている子どもをかわりにあやしてあげたり。

田舎は日本の農業を支えていますが、やはり、そこでも問題を抱えています。農業従事者の令和2(2020)年の平均年齢は67.8歳だといいます。
日本の食料自給率は戦後からずっと下がり続けていますが、老体にムチ打って農作業をしているお爺ちゃん、お婆ちゃんたちにその労働力を頼っていては、いずれ国家は破綻するでしょう。

都会と田舎、若者と老人という異なる世界で異なる問題が生じているわけですね。それらを解決していくには、多くの人が立場の違う人たちに対する寛容さを持つことだと思います。そうでもしないことには、日本はやがて昭和初期のころのように、戦争に向かって後戻りのできない流れに突き進んでゆくかもしれない、そんな危機感があります。

20年来の悲願だった
「女々しき力」プロジェクト

『鯨よ!私の手に乗れ』は、えりさんが進めていた「女々しき力」プロジェクトの一角を担う作品として再演されるはずでしたが、コロナの影響で中止になってしまいました。「女々しき力」プロジェクトについて、改めて説明していただけますか?

渡辺
企画そのものは、20年ほど前に立ち上がったものです。

これは、当時から今に至る現実でもあるんですが、演劇界には劇作家や演出家、プロデューサーといった作り手のほとんどが男性で、劇作家協会の新人戯曲賞の選考委員など、新しい才能を発掘する立場にある人も男性が中心で、女性はつねに少数派でした。

そんな中、女性劇作家の如月小春さん、岸田理生さん、私の3人で、「女性劇作家が結集し、その力を炸裂させる場を作り、観客にも偏見を捨てて大いに楽しんでいただく機会を作りたい」と発案されました。

「女々しい」という形容詞は多くの場合、男性の口からネガティブな意味で語られますよね。それを逆手にとって、「男性たちが勝手に女々しいと言っている女性の力は、こんなにパワフルで素晴らしいんだぞ」と訴えたかったんです。

素晴らしい企画です。でも、それが今まで実現しなかったのは、発起人のおふたりが亡くなってしまったからですね?

渡辺
そうなんです。如月小春さんが44歳の若さでクモ膜下出血で亡くなり、その3年後に岸田理生さんも病気で亡くなってしまいました。

でも、生き残った者として、これをなんとか実現したいという思いがつねにありました。そして、いまだ変わらない演劇界の「男社会」に一石を投じたいというタイミングでプロジェクトは再始動したのです。

プロジェクトがコロナの影響で延期になってしまったことは、返す返すも残念です。具体的には、どんな演目が用意されていたのですか?

渡辺
私を含む、4人の女性劇作家の作品を東京都内で連続上演するほか、国内だけでなく、海外で活躍している女性演劇人をまねいてシンポジウムやリーディング公演(※注1)も行う予定でした。

私の作品である『鯨よ!私の手に乗れ』も上演作品のひとつで、キャストのオーディションなどの準備もある程度まで進んでいたんですけど、出演者が40人もいて、その多くが感染リスクの高い高齢者ということもあって、上演を見送らざるを得ませんでした。

※注1 リーディング公演/海外では盛んに行われている上演形式。劇作家が劇場に持ち込んだ戯曲を対象にして、劇場に所属する俳優が台本を手に持ちながら朗読劇とは別の形で試験的な公演を行う。衣装や舞台セットをともなう劇場公演に比べ、短期間で制作可能なため多彩なキャストを起用できる、安価なチケットで公演を運営できる、などのメリットがある。

危機的な状況だからこそ
演劇の力が求められている

新型コロナウィルスの流行は、演劇界に大打撃を与えましたね?

渡辺
とにかく、密集、密接、密閉の「三密」を禁じられた世の中というのは、演劇界にとって手足をもがれるような状態でした。

打ち合わせなどはZoomでも行うことができますが、意見がぶつかって議論になる、なんてこともよくあります。そんなとき、面と向かっての会話なら、お互いの間合いをはかりながら妥協点を見つけていくことができます。ところが、Zoomだと言葉だけのコミュニケーションになってしまうので、なかなか決着がつかないのです。

SNSでの誹謗中傷で心を痛める人がいるのはとても痛ましいことです。リアルタイムで会話をしているつもりでも、相手がどんな意図で何を考えてしゃべっているのか、どんな感情を抱いているのかというニュアンスが伝わらないので殺伐とした雰囲気になってしまう。

そういうときこそ、必要とされているのが演劇の力です。目の前で演じている俳優から伝えられる表現に観客は飢えているはず。でも、さまざまな事情によって多くの公演が中止や延期になり、お客さんが演劇に触れる機会は激減しました。

そんな中、えりさんは「『女々しき力』プロジェクト序章」と題して、2020年8月から連続公演を開始しました。その第1弾の『さるすべり ~コロナノコロ~』は急遽、企画が決定したそうですね?

渡辺
そうです。座・高円寺という小劇場で私と木野花さんが二人舞台をするという企画。

豊富な準備期間があったわけではなかったので、私は当初、台本のない即興劇にしようと提案したんですが、真面目な木野花さんが「台本がなければダメ」とおっしゃるので大急ぎで書きました。無事、台本が書き上がったのは、公演初日の10日前くらいだったでしょうか。

ベティ・ディビスとリリアン・ギッシュが出演した映画『八月の鯨』を下敷きにして、えりさんと木野花さん扮する老女優が過去と現在、虚構と現実を行き来する物語。ここでもやはり、「老い」がテーマになっていますね?

渡辺
木野さんは私より7歳上なんですけど、台本での設定は私の役と同様、実年齢より10歳上の老女を演じてもらいました。だから劇中、役から本人に戻って、「この役を演じるには私たち、まだ若すぎるのよ」なんてセリフが飛び出したり(笑)。

作品の規模も、密を避け、できるだけ簡素なお芝居にするつもりでしたが、久しぶりに芝居づくりができる喜びもあって、美術とか衣装にも力を入れたりして思っていた以上に豪華なものになりました。

コロナをきっかけに
演劇の可能性をさらに追求したい

「『女々しき力』プロジェクト序章」はその後、女性劇作家の永井愛さんの戯曲『片づけたい女たち』のリーディング公演(演出:渡辺えり 出演:篠井英介、深沢敦、大谷亮介、草野とおる)と続き、えりさんと尾上松也さんの二人芝居『消えなさいローラ』(作:別役実、演出:渡辺えり)の公演が行われました。全編をインターネット配信しているのは、新しい試みですね?

渡辺
演劇は、ライブで観るのがいいのはもちろんなんですが、私自身、劇場にカメラを入れて映像配信することに否定的なイメージを持っていません。

故郷にいるとき、私は中学、高校を通じて山形県民会館に通ってお芝居を観ていましたが、そこで観れなくても、NHKの舞台中継などの映像を通じてたくさんの素晴らしい作品と出会ってきましたから。

そんな風に、それまで演劇に触れる機会が少なかった地方の人たちにお芝居を届けられるというのは映像の大きなメリットです。インターネットで配信すれば、地方だけじゃなくて、海外にいる人も観ることができます。

コロナは確かに演劇界にネガティブな影響を与えましたけど、そのような新たな可能性に目を向けることができたというのは、ポジティブな面だと思います。

「女々しき力」プロジェクトは今後、どのように展開していくのでしょう?

渡辺
当初は「女性」をクローズアップする企画としてスタートしましたが、今後はさらにテーマを広げて、LGBTQといったマイノリティにも目を向けた企画も考えています。

性別だけではなくて、社会的立場の壁、国籍の壁などを乗りこえる手段として、演劇の可能性をさらに広げていきたいですね。

深刻な「老後問題」を
「愛情」と「友情」で乗りこえる

2021年8、9月に上演される『喜劇─老後の資金がありません』に高畑淳子さんとW主演されるえりさんですが、今回のお芝居もまた「老い」という現代の社会問題がテーマになっています。

渡辺
そうですね。「老後の資金」というと、政府が「2000万円必要」なんてデータを公表したりして、「そんな大金、用意できない!」と多くの人たちを不安にさせた、深刻なテーマですね。

この作品で私が演じる後藤篤子は、お嬢さま育ちでお金に苦労したことのない主婦ですが、長女の結婚資金、姑への仕送り、夫の失業というさまざまな危機に直面して深刻な老後不安に陥ります。

でも、そのような「お金」の問題は「愛情」や「友情」によって乗りこえられるんじゃないかという希望に至るところに喜劇としてのおもしろさがあります。

家族や友人たちとの人とのつながりは、ある意味で心配の種でもあるんですが、だからといって天涯孤独になれば幸せになれるかというと、そうではありません。この作品は、お金では買えない「愛情」や「友情」の価値を考え直すきっかけにもなるかもしれません。

高畑淳子さんとは、舞台初共演だそうですね。

渡辺
そうなんです。1991年にサンシャイン劇場で上演された『女たちの十二夜』というお芝居を観たとき、高畑さんがどう見てもオヤジにしか見えない役を演じていて大笑いさせられたんです。それ以来、いつかこの人と同じ舞台に立ちたいと思っていました。

そんな高畑さんとの共演は、すごく楽しみです。

自分のことをまだ
「老人」だとは思っていません

ところで、えりさんはご自身の「老後」について、どんな風に考えていますか?

渡辺
それが、あまり真剣に考えたことがないんです。会社員とか、組織に属している人なら、ある年齢になったときに「定年です。仕事を辞めてください」と言われて、それ以降の人生が「老後」になるんだと思いますが、俳優や劇作家にはそういう意味での「定年」はありません。

強いて言えば、母のように認知症になって、演じることも書くこともできなくなったときがそれに当たるのかもしれませんね。
母が認知症になったのが78歳のときですから、私も同じ年に認知症になると仮定すれば、あと12年くらいは現役期間が続くということになります。

そのためには、心身ともに健康な状態を維持しなければならないし、老後に完全に仕事をやめてもいいように経済的な蓄えもしておかなければなりません。

何か特別な努力をしていますか?

渡辺
今のところ、何もしてないです。なぜなら、自分のことを「老人」とは思っていないから。

もちろん、体力的な衰えを感じることはありますよ。朝起きて、首が痛いのに気づいて、「どうして痛いんだろう?」と記憶をたどると、前日にちょっと激しい運動をしたことが思い当たったり。そんなこと、若いころにはありませんでしたから。

ただ、現時点では特別に筋力トレーニングをしたり、ウォーキングをしたりすることはありません。そういうことは、体力が衰えて、いよいよ切羽詰まったときにやればいいと考えています。

元気の源は
マグロのように泳ぎ続けること

もともとえりさんは、丈夫な体をお持ちなのかもしれませんね。最後に「年をとっても、元気に活き活きと過ごす方法」について、読者にアドバイスしていただけませんか?

渡辺
私にとっての元気の源は、「仕事」なんだと思います。朝から晩まで、寝る間を惜しんで、食事をする時間もできるだけ短くして働いています。そう、泳ぐのをやめてしまうと窒息死してしまうマグロのように。

実際、演劇界でもコロナをきっかけに仕事に穴があいて、休業状態になった途端に体を壊してしまった人の話を何度も聞いたことがあります。

もちろん、ときには何もしないで休養して、鋭気を養う期間も必要だということは理屈ではわかっているんですが、今のところ、忙しくてその余裕はありません。

私の場合、それが自分に合ったペースなのかもしれません。もちろん、そのペースは若いころと比べれば落ちています。
年をとると、1日が早く過ぎるように感じられるといいますが、それは仕事をこなすペースがゆっくりになるからじゃないですかね。

だったら仕事の量を減らせばいいじゃないかとも思うんですが、つねに3つも4つも異なる仕事を同時進行でこなしていく中で、どの仕事を減らせばいいか、わからない。

2021年の4月以降、私は独立して個人事務所を起ちあげましたので、仕事の依頼があると、何でも引き受けてしまいます。どの仕事を引き受けて、どの仕事を断るべきか、その基準がわからないからです。

お金が儲かる仕事だけを受けて、それ以外の仕事は断る、みたいなことはしたくありません。だから、1本の原稿を書くために資料を取り寄せたら、原稿料の倍くらいのお金がかかって赤字になる、なんてこともよくあります。「こりゃ、老後の資金が貯まらないのは当たり前だな、どうしよう」と考えているのが今の私の状態です(笑)。

でも、そうやってつねに走り続けることが活力を生んでいるは事実です。多くの人には薦められないけど、それが私の生きるための流儀なんですね。

興味深いお話、ありがとうござました。


垣谷美雨の大ベストセラー小説、初舞台化!!
渡辺えり&高畑淳子ダブル主演で舞台初共演!!
『喜劇─老後の資金がありません』

大ベストセラー小説 初の舞台化
『老後の資金がありません』 は、2015年に 刊行された垣谷美雨による小説。老後の資金をめぐり、主人公が様々な問題に直面する物語は読者の共感を呼び、34万部突破の大ベストセラーに。
今回は『喜劇 有頂天団地』で演出を手掛け、コメディに定評のあるマギーの脚色・演出 のもと、初の舞台化となります。
“老後の資金”という誰もが 避けることのできない身近な問題を題材にしながらも、大いに笑って泣いて共感できる喜劇作品です。

渡辺えり・高畑淳子 舞台 初共演! 最強タッグが実現!!
主演をつとめるのは、新橋演舞場や大阪松竹座での『有頂天シリーズ』を始め、『三婆』などのヒット作品に主演している渡辺えりと、舞台・映画・テレビドラマ・バラエティと多方面で活躍している高畑淳子。
同い年の演劇人の2人ですが、意外にも舞台は初共演!! 渡辺は主婦の後藤篤子を、高畑は夫とベーカリを営む神田サツキを演じます。実力派2人の競演による喜劇にご期待ください!

豪華実力派出演者が集結 !!
“老後の資金”を巡って右往左往する人々には豪華実力派の出演者が集結いたしました!
渡辺演じる篤子の夫・後藤章に羽場裕一、義母の後藤芳子に長谷川稀世、長女の後藤さやかに多岐川華子、長男の後藤勇人に原嘉孝、義妹の櫻堂志々子に一色采子。
高畑演じるサツキの夫・神田克也に宇梶剛士、篤子とサツキが通う生花教室の教師・城ケ崎快斗に松本幸大(ジャニーズJr.)、生徒の関根文乃に明星真由美が扮します。
2021年8・9月、この夏、最も共感できる『喜劇─老後の資金がありません』にご期待ください!!

取材・文=内藤孝宏(ボブ内藤)
撮影=八木虎造

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