年金生活はルール作りから!老後の節約術教えます。
金欠は不安やストレスのもと
年金生活をしているシニア層の多くは、決してお金に余裕のある状況ではありません。むやみに出費を抑えようとしても、結果が出ないと不安やストレスを招き、生活の悪循環を生み出してしまいます。
その悪循環を生み出さないためにも、自分だけの「老後のお金のルール」を作ることが大切です。
確固たる優先順位を決める
まず、老後のお金のルールを作るにあたって大切なことは「見栄をはらない」ことです。他人は他人、自分は自分と割り切ることによって、生活のストレスや不安が軽減されることにつながります。
見栄をはらずに、お金のやりくりにおいてブレない「軸をもつ」ことを意識しましょう。ここでいう軸とは、お金の使い道に確固たる優先順位を予め決めることです。この軸がブレなければ、ルールを破ることなく、限りある資金の中でも生活に充実感を味わうことができるでしょう。
生活費で削れるところは?交際費は?
では次に、決めた「軸」をもとにお金のルールを作っていきましょう。いくつかの例をご紹介します。
-
外食の回数や上限額を決めておく
食費であれば「外食は月に1回」といった制限を設けることができます。しかしながら節約のために自宅での食事を続けるのも、そのうちストレスに感じてしまうこともあるので、家計において可能な範囲で、月の外食回数やその上限額を決めながら計画的にストレス解消につなげていきましょう。
-
自販機からスーパーへ切り替える
飲み物は毎日の生活に必要なものですが、「可能な限りは自販機で買わない」というルールもよいでしょう。自販機では150円の飲み物がスーパーでは100円未満で買えることもあります。仮に、毎日自販機で買っていた飲み物をスーパーに切り替えた場合、1ヶ月で1000円弱、1年で1万円以上の節約ができます。さらに、外出時は「常に水筒を持ち運ぶ」ルールにするとより節約ができるでしょう。
-
孫へのプレゼントは、モノより思い出?
余計にお金をかけてしまう代表的なものは、「孫へのプレゼント」ではないでしょうか。会う度にプレゼントを買ってしまうと、それらが積み重なり家計は大変なことになります。お金に困った時は、お金のかからない方法でお孫さんと一緒に思い出作りをしてください。お孫さんにとって祖父母との思い出は、お金には代えられないとても素敵なプレゼントになることでしょう。
余計なものは絶対に買わない
その他にもこんなお金のルールがありますので、いくつかご紹介します。
- 買い物時は予め必要なものを把握しておき、買い物かごを持たない
- 財布には1週間で使う分しか入れない
- ATMに行く日時を決め、手数料がかからないようにする
- コンビニには行かずに、必ずスーパーやドラッグストア、ディスカウントストアで買い物をする
- ポイント○倍デーなどのキャンペーンに関係なく、常に計画的な買い物をする
- 買い溜めをしたら必ず使い切るという、計画性の高い買い溜めをする
これらのルールに共通することとしては、「余計なものは絶対に買わない」「極力安いところで買い物する」という点です。余計なものを買ってしまう恐れがある状況を回避するためのルールともいえます。
ルールを実行し、生活に満足感を
限りあるお金を自分が大切にしているものへ使えるようになると、定年後の生活費のやりくりにおいて充足感が得られ、生活の満足感が増すことにつながります。重要なのは、「何が自分にとっては大切で、どう生活していきたいのか」をしっかりと思い描くことです。計画的・継続的に節約をしながら、イメージした老後の生活に少しでも近づけるようにしていきたいですね。
最新更新日 2018.06.05