再就職の一歩目 定年後の就業相談について(首都圏エリア)
この先どうするのか
企業の定年が60歳から65歳に引き上げられ、多くの企業が再雇用制度を取り入れています。しかし、定年延長とは異なり、給与が激減するケースが多いのです。継続雇用や再雇用では現役時代の年収からかなり下がることを覚悟しておかなくてはなりません。
中高年になると、この先も今の会社に残るのかそれとも転職をするのか将来を見据えて考える必要があります。
また、定年退職をしてもすぐに年金が受け取れるわけではありません。そのため、年金受給開始までに経済的支障が出てしまうこともあるのです。
定年後も働くことがおすすめ
退職後は「これまでずっと働いてきたのだからゆっくり好きなことをして過ごしたい」と考える人は多いでしょう。しかし、年金だけではゆとりのある老後生活を送ることは難しくなっています。
現役時代は仕事人間で趣味を持ったことがない人などは定年後に暇な毎日を過ごすことになるでしょう。そんな時は働くことを趣味にしたらいいのです。
定年後も自分にできる仕事を持つことでメリハリのある生活を楽しむことができます。また、新たな人間関係を築くことでこれまでとは違う人脈作りも可能です。なにも現役時代のようにバリバリ働かなくてもいいのです。勤務日数や勤務時間を調節できるアルバイトなら安定的な収入を得ることができ、余暇を楽しむことも可能です。
どこに相談に行ったらいいの?
1. ハローワーク
転職や再就職の相談窓口として真っ先に頭に浮かぶのはハローワークでしょう。現役だとハローワークへ実際に行くのは時間的に難しいかもしれません。しかし、窓口で利用登録をすれば自宅のパソコンからハローワークの求人情報を検索することができます。
東京しごとセンターのシニアコーナーでも55歳以上の人を対象に無料就業相談を実施。
これまでの経歴や職業経験、希望に合った仕事を探すためのサポートをしてくれます。履歴書の書き方、ハローワーク求人票から企業のピックアップ、面接を希望する求人企業への問い合わせや紹介まで専門のアドバイザーが懇切丁寧にサポートしてくれるためかなり心強いです。
アクティブシニア就業支援センターは就業相談や職業紹介を行っています。こちらも無料で利用することができ、就職支援セミナーや合同就職面接会なども実施しています。
2. シルバー人材センター
経験を活かして少し働きたいのであればシルバー人材センターに登録するのもおすすめ。シルバー人材センターは会員が自主的にセンターを運営しており、公共団体や企業、一般家庭から仕事を引き受けます。
3. 転職サイト・転職エージェント
様々な就職支援センターがありますが、実際に窓口に行く時間がないという時は転職サイトや転職エージェントに登録するという手段もあります。この時のポイントは1つでも多くのサイトに登録すること。登録が多いほど間口が広がり、より良い条件の求人に出会える確率が高くなります。
いつかはやって来る定年。定年間近になってから焦って再就職を探すよりも将来を見据えて早めに行動を起こしておくと安心ですね。
最新更新日 2018.02.19