生涯現役!今求められるシニア世代の就労
期待されるシニア世代の労力
生涯現役社会の実現は、もうすぐそこまで来ています。高齢になると雇用がないといったイメージがありますが、今、シニア世代の労力が見直されています。
シニア世代の魅力はなんといっても人生経験の豊かさです。人との接し方や、一般的な常識、マナーなど若者が本を読み、研修を受けて身につけようとしているものをシニア世代の人々はすでに身につけています。
さらに、いろいろな経験からイレギュラーなことにもあわてず、対応することができます。そのため、今からマナーを勉強していく若い世代よりも、シニア世代のほうが安心して仕事を任せることができるのです。
就労率アップをめざして
注目されつつあるシニア世代の労力ですが、就業環境がまだ整っていないことが悩みです。働くことを希望しているシニア世代の人々が働いてほしいと思っている雇用者とマッチングする場が少ないのです。
働きたいと思う高齢者は増え続けています。平成26年の内閣府60歳以上を対象にした「高齢者の日常生活に関する意識調査」では、71.9%の高齢者が就労を希望していました。また、何歳まで仕事をしたいかとの質問には「働けるうちはいつまでも」と答えた人が28.9%にいました。
少子高齢化社会がすすむなか高齢者が定年退職をむかえれば、労働者はどんどん減っていきます。働きたいと願う高齢者をどのようにしたら希望の仕事と結びつけられるのかが課題になっています。
新しい発想! モスジーバーとは?
モスジーバーって聞きなれない言葉ですよね?あのモスバーガーが60歳以上の高齢者を店員として積極的に採用しているとのこと。仕込み作業や清掃、接客業務を豊富な経験を活かしてこなしているのです。
パンや、サラダ、ジュースといった身近なものなら、初心者の人でも抵抗なく作業できそうですね。お店には幅広い年代の人が来ますが、シニア世代の店員ならきっとどんな年齢の人ともうまく接することができますよね。
もし、子供がジュースをこぼしてしまってもシニア世代ならいろいろな経験をしているのであわてずに対応できます。お客さんも安心してサービスを受けることができるはずです。
シニア世代におすすめの仕事
働きたいけど、どんな仕事がよいかわからないという人におすすめの仕事があります。
生命保険や損害保険の営業なら定年がないので元気な限り続けることができます。シニア世代なら保険の知識もあるので、始めるのに時間がかかりません。移動に歩くこともありますが、重たい荷物を持つことがないので運動にもなります。
また、タクシーの運転手もおすすめです。何歳からでも始めることができ、自分のペースで仕事ができます。車の運転なら、通勤で毎日していたという人もいるのではないでしょうか。
保育サービスの仕事もおすすめです。子育てを経験した人は特に懐かしく感じながらできるかもしれません。現役ママの相談にのったり、子育てのアイデアを提案したり働き方が広がりそうですね。
仕事がないと思われがちなシニア世代ですが、活躍できる場が広がっています。シニアの新しい発想で、今までになかった働き方ができるかもしれません。働きたいと思う人は、豊富な経験を活かせる仕事を探してみてください!
最新更新日 2018.04.09