分からないならここ!シニア向けの求人事例まとめ
シニアも働く時代に
セカンドライフを物心ともにより豊かなものにするため、健康なうちは仕事を続けたいと希望するシニアが増えています。
人材募集・採用における年齢制限が法律上は禁止されて、世の中には「年齢不問」の求人情報が氾濫していますが、中高年の再雇用の実情はまだまだ狭き門です。気軽なはずのバイトすら勤め口が見つからないと、嘆く声も少なくありません。
確かに、清掃や工場のライン作業、高齢者施設での介助など、シニアに門戸が開かれているのは限られた職種でした。
働きたい高齢者がきちんと働ける雇用形態の確立が急がれるところですが、一部の企業によって、そのための取り組みがすでに始まっています。
シニアにおすすめの仕事とは?
「年齢不問の募集でも結局採用されない」「勤め先で冷遇されるのでは?」そういった不安を一気に払拭してくれるのが、シニアスタッフの積極登用を掲げている求人です。
飲食店での接客・キッチン
松屋フーズや「いきなり!ステーキ」で知られるペッパーフードサービスなど、慢性的な人手不足に悩む飲食業界においてその機運は高まっており、中でもマクドナルドのシニアクルー、モスバーガーで働く「モスジーバー」といったシルバー従業員の活躍は、メディアでも取り上げられ注目を浴びています。
大型店舗での早朝勤務「ライジングクルー」
大手ディスカウントストア、ドン・キホーテグループもシニア雇用に乗り出した企業の一つで、開店準備を担う早朝勤務のスタッフを「ライジングクルー」と称し、60歳以上の人材を積極採用する旨を大々的に発表しました。
クラウドソーシングによる在宅ワーク
クラウドソーシングによる、専門知識を活かした在宅ワークも人気のジャンル。収入が安定するまでは楽な道のりとはいえないものの、自分のペースで働けることは大変な魅力です。
納得できる仕事探しを
いずれもシニアの再就職先として人気の集まっている、おすすめの職場です。かつては若年層のバイトというイメージの強かった現場でも、シニアならではの丁寧で温かみのある接客、真面目な勤務態度、短時間シフトに対応できる点が長所とみなされています。
特に、体力や年金受給制限の兼ね合いで長時間の勤務を避けたいシニアワーカーと、効率的に人員を配置したい企業側の希望が合致することは、お互いにとって大きな利点といえるでしょう。ひいては、過剰な長時間労働に偏りがちな日本の就労スタイルを改善させるモデルが見出されるかも知れません。
また最近では、中高年をメインターゲットとした無料求人サイトやマッチングサービスも増えており、家にいながらにして多様な求人情報を収集することが可能です。電話サポートやシンプルな表示・検索機能でシニアにもやさしい設定のサイトが多いことが特徴です。
リサーチを怠らず、現状を把握し、柔軟な気持ちで臨めば、納得のいく仕事が見つかるかもしれません。
最新更新日 2018.05.07