持病があっても働きたい!シニアが働きやすい職場って?
助け合える環境が大切
年を取るとどこかに無理がかかって、何かの病気になったり、足腰が痛くなったりするものです。少しくらいの痛みなら、上手く付き合いながら仕事を続けていきたいと思う人がほとんど。持病があっても働きたい!と願うシニアが増えてきています。
持病を持ちながら仕事をするためには、周囲の理解が必要です。急な欠勤や早退時でもカバーしてくれる体制が整っていること、あたたかい人間関係や助け合える職場環境であることが大切です。
デスクワークがおすすめ
持病を持っている人は、接客業よりデスクワークの方が向いているかもしれません。従業員が多ければ問題ありませんが、接客業の場合、一人休んでしまうと他の同僚に負担がかかってしまいます。
デスクワークは納期に合わせて自分のペースで仕事ができるため、持病があっても働きやすいといった特徴があります。大手企業の派遣社員なら、未経験者も多く幅広い年齢層の人が働いています。欠勤や早退をしても、体調が回復すれば自宅で仕事をすることも可能です。
トライアル雇用制度を利用して
求人を見て、はじめは持病を持ちながら働けると思っていても、実際に働いてみると仕事がきつかったということもありますよね。市町村やハローワークでは、職場体験やトライアル雇用の制度もあるので、活用してみてはいかがでしょうか。
トライアル雇用の制度を取り入れている企業であれば、1ヶ月~3ヶ月間試しに働いてみることができます。事業主と労働者の双方が適正や労働環境を見極めて、その後の雇用を考えていきます。
制度を取り入れている企業は、ハローワークに求人票があり、ハローワークで仕事の相談をした際に、トライアル雇用が必要と判断されれば制度が利用できるといった仕組みです。45歳以上という年齢制限や、雇用保険を受給しているかといった条件があるので、窓口で確認しておくとよいでしょう。
もちろん、トライアル雇用の制度を利用している間も給料は発生します。事業主には、対象労働者1名につき月額40,000円の助成金が支給されることになっています。お互いによい条件で、その後の常用雇用に結びつくきっかけ作りができるようになっています。
持病を持ちながら働くコツ
シニア層になると、記憶力や体力の低下が気になるところです。仕事を効率よく覚えるために、研修やマニュアルの徹底が重要となってくるでしょう。また、指導者や親身になってくれる先輩、同僚の存在も大きいものです。持病が出ないよう、ゆとりを持った労働時間の設定や、寒暖差が出ないよう室温の管理も気をつけなければなりません。お互いがリラックスして過ごせる休憩スペースがあれば尚よいでしょう。
自身の管理面では、ストレスを溜めないために美味しいものを食べに出掛けたり、休日には旅行や温泉に行ったりするとよいかもしれません。疲れると持病が出やすい人は、家でゆっくりテレビを見るのもよいでしょう。
年齢とともに体は弱ってくるものです。自分に無理のない職業を選び、時間を見つけて適度にストレス解消をし、持病と上手く付き合いながら、若々しく働きたいものですね。
最新更新日 2018.04.19