シニアがこれから取得したい資格第1位!「食生活アドバイザー」とは?
シニアに人気!「食生活アドバイザー」
ユーキャン「60歳代の資格ランキング」で「これから取得したい資格ランキング」第1位にランクインした「食生活アドバイザー」。もともと「食」への関心が高い層が多く見られるシニア世代ですが、資格勉強を通してより一層知識を深めていきたい人が多くいるようです。
毎日の食生活は、「健康」や「体づくり」とのつながりも強いものですので、食生活を良くしていく知識があれば、私生活はもちろんのこと、退職後の再就職にも役立てることができます。仕事だけでなく、その仕事を支える「体の健康」にとっても有益なことから、人気を集めているのでしょう。
食生活アドバイザーが役立つ仕事とは
「食生活アドバイザー」とは、いわば「食生活のスペシャリスト」。生活習慣病や添加物など、食にまつわる疑問や不安な声に耳を傾け、解決策を提案・サポートする仕事です。
資格を活かすことができる仕事は、食品関係の企業や料理教室の先生は言うまでもなく、スポーツ選手をサポートするトレーラーの仕事や保育士、看護師や高齢者と接するホームヘルパーなど、幅広いのが特徴です。
私生活では、自宅療養をしている家族や、定年後も持病を抱えながら就職しているという家族がいれば、家庭でもその知識を役立てることができます。
また、食生活アドバイザーの資格には食生活の衛生管理も含まれています。そのため、もし将来的に高齢者を介護することになっても、勉強した知識を活かすことができそうです。
資格をとるにはどうしたらよい?
食生活アドバイザーの資格をとるためには、試験に合格しなければなりません。1級の開設はされておらず、2・3級のみの受験となります。ちなみに年齢の制限はなく、誰でも受験できます。
出題される項目は、栄養や健康、食文化、食生活、衛生管理など様々。3級はマークシートの選択問題、2級はマークシートに加えて筆記試験があります(2級、3級は併願可)。合格基準は、3級が100点満点中60点以上、2級が123点満点中74点以上となっています。2級は難易度が高いですが、3級はそれほど高くはないようです。
試験日は、7月と11月の年2回です。全国の会場で受験することができ、受験料は3級4,700円、2級7,300円、3級・2級の併願は12,000円となっています。
食生活アドバイザーは1度取得すると更新の必要がないので、勉強が久しぶりだという人でも、この時だけと割り切って頑張ってみてはいかがでしょうか?
教育訓練給付制度を利用して
厚生労働大臣の指定する講座を修了した時、かかった学費を20%支給してもらえる「教育訓練給付制度」というものがあります。食生活アドバイザーも該当する資格なので、民間企業に勤務し、雇用保険を1~3年間以上支払っていた人であれば、学費を一部キャッシュバックしてもらえます。
ユーキャンの通信教育で食生活アドバイザーを受講する場合、申し込み時に、制度を利用する意思表示をしてその後の手続きに進む運びとなります。審査の基準を満たせば、受講費が39,000円なので、そのうち20%の7,800円程度が支給される計算となります。修了課題の得点や評価も見られるようなので、制度を利用する人は頑張って勉強に励みましょう。
最新更新日 2018.04.20