PCやスマホで仕事?家でもできるネット内職とは?
シニアにもおすすめ!進化する在宅ワーク
定年後の再就職を希望するシニアは年々増加していますが、体力に不安を覚えて二の足を踏む方も多いようです。自分の時間がつくれなくなる、選べる職種の幅が狭いなど、心配はつきません。そんな方におすすめしたいのが自宅で働くという選択肢です。
在宅の仕事と言えば、かつては部品の組み立てや製品の梱包などの手仕事をともなう、いわゆる内職が主流でした。一方、インターネットが普及した現在では、クラウドソーシングシステムによって、実に多岐にわたる業務を家にいながらにして請け負うことが可能となりました。
ネット内職、デジタル内職とも紹介される各種の在宅ワークは、パソコン1台あれば誰でも始められ、もちろん通勤時間はかかりません。仕事量の管理がしやすく、好きなタイミングで作業することができます。
育児や介護などで外に働きに出られない方やサラリーマンの副業として注目を集める在宅ワークは、シニア世代にも大きなニーズがあると言えるでしょう。
仕事の内容、報酬形態は?
ネットを利用した在宅ワークを始めるなら、クラウドソーシングサイトに登録するのが最も簡単な方法です。2017年現在、「ランサーズ」と「クラウドワークス」の2社が業界最大手として高い知名度と安全性を誇り、随時豊富な案件=仕事が紹介されています。
どちらも登録は無料で、仕事の報酬から一定の手数料をサイトに支払う代わりに、個々のクライアントに個人情報が漏れる心配なく賃金を得られます。クラウドワークスにおいては中高年を対象にしぼった「シニアワークス」も実装されており、入門には最適です。
クラウドソーシングで受注する仕事は、専門性が高く技術を要するものから、データ入力などタイピングさえできれば誰にでもこなせるものまでさまざまです。
システム開発やプログラミング、webデザインなどの経験があれば、始めてすぐにまとまった金額を稼ぐことも難しくありません。イラストやデザイン、動画編集、写真や音楽などの提供を求める案件も多数あり、実力次第で趣味を仕事にするチャンスが得られます。
一般にライティングとくくられる文章作成の業務は、アンケートや簡単なレビュー、ブログ風のくだけた記述などの気軽にチャレンジできる初心者向け案件と、特定分野の高度な知識や文章力を必要とする案件、それぞれに需要があるのが特徴です。翻訳や校正、校閲など前職で培ったスキルがあれば、より条件のいい仕事が見つけやすくなるでしょう。
未経験者でもあらゆる在宅ワークに挑戦できる一方で、提示される報酬単価は通常のアウトソーシングやフリーランスの相場と比べると低い傾向にあります。自宅にいながらスキマ時間で働ける利便性と引き換えであると割り切るか、実績をつんでステップアップを視野にいれるか、それも自分次第です。
始める際の注意点
クラウドソーシングを始めるとき、スマートフォンやタブレット端末でもサイト登録は可能ですが、対応できる業務は限られてきます。ストレスなく通信できる程度のスペックのパソコンは必須です。
在宅ワーク用のメールアドレスの取得と、滞りなくメール対応できる環境を整えましょう。報告と連絡がビジネスの基本であることは、ネットを介した仕事であっても変わりはありません。
また、サイトで紹介される数多くの案件のなかには、高額報酬を謳った詐欺まがいのものも含まれています。商品の代理購入、ネットアカウントの作成・譲渡など、トラブルにつながりやすい案件には充分な注意が必要です。しっかりとリスクを回避し、情報を精査していきましょう。
最新更新日 2018.04.23